2010年3月29日月曜日

森博嗣『笑わない数学者』

《あらすじ》
伝説的数学者、天王寺翔蔵博士の住む三ツ星館でクリスマスパーティーが行われる。人々がプラネタリウムに見とれている間に、庭に立つ大きなブロンズのオリオン像が忽然と消えた。博士は言う。「この謎が解けるか?」像が再び現れた時、そこには部屋の中にいたはずの女性が死んでいた。しかも、彼女の部屋からは、別の死体が発見された。パーティーに招待されていた犀川助教授と西之園萌絵は、不可思議な謎と殺人の真相に挑戦する。

S&Mシリーズの3冊目です。裏表紙のレビューだか何だかに、事件そのものと謎解きが、全く違う問題に見えて、実は同じ問題だ。みたいなことが書かれていて珍しく、どんなトリックなのかなあと、考えながら読みました。銅像が重りになって、死体を運ぶとか矛盾だらけのつまらない推理しかしませんでしたが、結局わかりませんでした。でも、この本に限っては、もしかしたら何かの拍子に気づけたかもしれません。結構単純明快なトリックだと思います。

初めの方にあった天王寺博士が出題する問題はとても面白いです。こんな風に面白いと思わせる問題はどこから持ってくるのか気になるところです。数学ってスパッと切れるものが多いと思います。表現が抽象的すぎる気もしますが、白黒はっきりしているところは、数学の魅力の一つでしょう。科学ももう少し、白黒はっきりしているともっと便利だと思いますが、世の中そうはいきません。



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