2010年4月25日日曜日

西尾維新『難民探偵』

≪あらすじ≫
ネットカフェ在住の元警視庁警視・根深陽義、就職浪人・窓居証子、人気小説家・窓居京樹が京都で発生した殺人事件の謎に挑む。「戯言シリーズ」「化物語」で人気沸騰中の西尾維新が放つ、怪心の新・スイリ(推理)小説。


西尾維新は今まで、たぶん、こういう作品は出してこなかったような気がするんですけど、中々面白かったです。
中でも、根深陽義と真田道規のやり取りは、面白かったです。真田はどうにか言いくるめて根深を引き戻そうとするところを、話をはぐらかしながら逃げていく根深との滑稽なやり取りは、さすが西尾維新だな、と思いました。

ただ、少し作風として大人しいようには感じました。他の作品では、化物語、戯言など、ぶっ飛んだ人物設定や、面白い言葉遊びが魅力だったし、そう感じてしまうのは、無理もないと思うんですが。
やっぱり思うのは、西尾維新が好きな人ってどちらかというと、普段あまり本とか読まない人が多いと思うんですよね。(完全に個人的な憶測ですが、)そういう中で、こういう作風は少し受けが悪かったのかなとも思ったのでした。

就職が先に控えている大学生としては、序章はなんだか身に迫る話でした。就職活動の失敗や、失態をここまでリアルに描かれると、気が重いです。

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by TREview

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