2010年4月30日金曜日

西尾維新『ネコソギラジカル(上)(中)(下)』

≪あらすじ≫
「よう―俺の敵」“世界”を、そして“物語”を終わらせるため、「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃん”に「狐面の男」はささやく。キーワードは、加速。そして、世界の終わり。何より、物語の終わり。待ち受ける刺客、“十三階段”の向こう側にある“終わり”の果てにあるものは―!?新青春エンタの決定版中の決定版、“戯言シリーズ”。その最終楽章となる『ネコソギラジカル』三部作の前奏曲がついに奏でられる!完全燃焼、西尾維新。


こんにちは。こんばんは。SUPERMERです。
今回は西尾維新の戯言シリーズ最終作、ネコソギラジカルです。本当はリアルタイムで読んでいたら、この作品は上、中、下別々にレビューしたと思うんですけど、何分、読んでからいくらか日がたっているので、一緒です。

この作品のあらすじコピーしてて、思ったんですが、西尾維新は明らかに完全燃焼してないよね。シリーズの関連して、まだいくつか出てるし。それはさておいて、

とても面白かったです。いろいろな言葉遊び的なものとか、物語の進み方とか、らしさもすごく出てると思います。物語の完結に関しては、多々意見があるとは思いますが、僕は結構好きな終わりでした。
この先もシリーズの外伝として人間シリーズや、ちゃんと調べてないですが、哀川さんの外伝もあるらしいので、この先話題作となるであろう作品をより楽しむためにも、このシリーズを読んでみてほしいと思います。

2010年4月27日火曜日

森博嗣『自由をつくる自在に生きる』

自由とは何なのか。
そんな問いに僕はいまいちちゃんと答えられる自信はありませんが、しかし、この本では自由について著者が考えていることが、かなり詳しく書かれています。

いくつか気になった点をピックアップします。

・健康は目的ではない。
これは我が母親にも聞かせたいところだけど、健康に関しては盲目的に神経質な人っているらしいですね。なんか余りに健康気にしすぎるのは損をしているような気がするんですが、まぁ極論は人それぞれですかね。大学合格とかも同じこと言えるかな。

・ブログの罠
これは恐らく著者である森博嗣の経験談でもあるんだと思うけど(憶測)、ブログを書いているうちに、だんだん日々の生活で常にブログのネタを探すようになって、短期的な視野でしかものを見なくなるようになってしまう。そして知らずのうちに、ブログの書きやすい毎日を送るようになってしまう。
これは素で気をつけようと思った。今は楽しいんだけど、いつか虚しくなってくるだろうとか書かれていると・・・。

その他にも、知らずのうちに支配されてしまっていて、自由を捨てている状況に陥っている人が、多くいると著者は言っています。そもそも人間は支配されることによって安心する動物である、とまで言っており、確かにその通りなわけで、本当の自由を勝ち取ることの大変さについて多く学ぶこともあります。

そして内容以前に、やはり、著者の物を見る視点に驚かされます。この世の中をスッパリと切っていくような物の見方に感じます。読んでいて目から鱗っていう風に感じるところが多いし、なるほどなー、と思えます。
厚さ的にもすぐに読めるし、かなりお勧めの一冊です。

2010年4月26日月曜日

ツイッターのこと

ハッシュタグってありますよね。

#followmeとかいう奴。

あれってやっぱり付けると、フォロワー増えるのかなー。と思って、実験してみることにしました。

題して、「ツイッターの集客効果及び、その有効性についての実験(笑)」

具体的に何をするかというと、
Twit Delayというサービスを使って、今週の月曜日から金曜日まで、自己紹介を兼ねた次のようなツイートを、10時、16時、22時に一日3回送るようにしました。

≪こんにちは。本好き大学生がどーでもいいことを、日々つぶやいてます。読書日記的なものもやってるので、もしよければ、いらっしゃってください。http://saikindoumo.blogspot.com/ #followmeJP #sougofollow≫

内容は、同じのばかりじゃつまんないので、途中で変えるかもしれませんが、これで効果を見てみたいと思います。

来週になったらフォロワーの数の日別変化と、ツイッターからの訪問者のグラフみたいなのを作ってみます。

ちなみに、予想では、今はフォロワーさんが278人(改めて見てみると多いな。)のところ、300人を超え、ブログのアクセス数はそんなに変わらないと言ったところだろう、と踏んでいますが、結果は如何に。

どうなったかは来週の土曜日にこのブログでお知らせします。

それでは。

こんな、実験計画じゃ成績Sはもらえないよね。対照実験すらないし、誤差だらけだろーなw

2010年4月25日日曜日

西尾維新『難民探偵』

≪あらすじ≫
ネットカフェ在住の元警視庁警視・根深陽義、就職浪人・窓居証子、人気小説家・窓居京樹が京都で発生した殺人事件の謎に挑む。「戯言シリーズ」「化物語」で人気沸騰中の西尾維新が放つ、怪心の新・スイリ(推理)小説。


西尾維新は今まで、たぶん、こういう作品は出してこなかったような気がするんですけど、中々面白かったです。
中でも、根深陽義と真田道規のやり取りは、面白かったです。真田はどうにか言いくるめて根深を引き戻そうとするところを、話をはぐらかしながら逃げていく根深との滑稽なやり取りは、さすが西尾維新だな、と思いました。

ただ、少し作風として大人しいようには感じました。他の作品では、化物語、戯言など、ぶっ飛んだ人物設定や、面白い言葉遊びが魅力だったし、そう感じてしまうのは、無理もないと思うんですが。
やっぱり思うのは、西尾維新が好きな人ってどちらかというと、普段あまり本とか読まない人が多いと思うんですよね。(完全に個人的な憶測ですが、)そういう中で、こういう作風は少し受けが悪かったのかなとも思ったのでした。

就職が先に控えている大学生としては、序章はなんだか身に迫る話でした。就職活動の失敗や、失態をここまでリアルに描かれると、気が重いです。

■この記事を評価して、関連の人気記事もチェック!
★★★★(素晴らしい)
★★★☆(すごい)
★★☆☆(とても良い)
★☆☆☆(良い)
by TREview

2010年4月23日金曜日

鎌池和馬『とある魔術の禁書目録13』

≪あらすじ≫
学園都市に、ローマ正教『神の右席』の一人、『前方のヴェント』が侵入した。彼女が操る謎の魔術により都市機能は完全麻痺、大部分の人間は意識を奪われ倒れていった。彼女の狙いは、上条当麻。ローマ正教が公式に認めた敵。同時刻。最強の超能力者・一方通行が、彼を支える少女『打ち止め』を護るため、科学者・木原数多率いる武装集団『猟犬部隊』と激突した。魔術と科学、二つの惨事が同時に学園都市を襲う。上条当麻、インデックス、一方通行、打ち止め。四者四様の想いが交差するとき、物語は始まる―――!


表紙めくったところのあらすじ書いたら、意外と長かった。
この巻は前の巻とは対照的にバトルが多いというかバトルしかないですね。みんな大暴れ。天使とか虚数学区とかカエルさんの過去とか、結構いろいろと目白押しででした。話の流れとしても、大きな転換点になっているような気がします。ヴェントはちょっと強すぎだよね。というかもはや、ここまで強いと、完全に当麻の引き立て役になってしまう気が…。事実そうなんだとも思うけど。

とうとう科学勢力の学園都市と、魔術勢力のローマ正教が正面から激突するわけですが、未だその始まりなわけで、どういう風に物語を展開させていくのかな、と非常に楽しみにしています。

2010年4月21日水曜日

東野圭吾『聖女の救済』

≪あらすじ≫
男が自宅で毒殺されたとき、離婚を切り出されていたその妻には鉄壁のアリバイがあった。草薙刑事は美貌の妻に魅かれ、毒物混入方法は不明のまま。湯川が推理した真相は―虚数解。理論的には考えられても、現実的にはありえない。


東野圭吾のファンでかつ福山雅治のファンでもある自分にとっては、ドラマもそうでしたが、ガリレオシリーズ2冊同時発売というのは、とてもうれしい知らせだったのですが、どうにも金銭的問題によって後回しになってしまったのが、この本です。
今調べて、発売からもうすでに一年半も経っているというのは、なんだか複雑な気がしないでもないです。

読んでみて思ったのは、流星の絆を読んだ時も思いましたが、とても読みやすい、ということでした。わかりやすいし、かといって単純な話というわけでもなく、とても引き込まれる話でした。
前作に容疑者Xの献身という大作があるだけに、アマゾンのレビューは辛口多めの気もしますが、本当に面白いです。

東野圭吾ってエンジニアだったんですね。なんか凄いなー。

2010年4月19日月曜日

西尾維新『ヒトクイマジカル』

≪あらすじ≫
「…具体的に、あなたは何の研究をしているのですか?木賀峰助教授」「死なない研究―ですよ」永遠に生き続ける少女、円朽葉をめぐる奇怪極まりない研究のモニターに誘われた“戯言遣い”こと「ぼく」は、骨董アパートの住人・紫木一姫と春日井春日とともに京都北部に位置する診療所跡を訪れる―が、そこに待ち受けていたのは凄絶な「運命」そのものだった!“一人で二人の匂宮兄妹”―“殺し名”第一位の「匂宮」が満を持して登場する、これぞ白熱の新青春エンタ。戯言シリーズ。

西尾維新の戯言シリーズ。ヒトクイマジカルです。
だんだんバトル要素が重要になってきた感じです。こうなってくるとなんか感想書きにくくなってきますね。ただでさえミステリーは書きにくいというのに。
なんで書きにくいかというと、少しおぼろげになってきているからです。じゃあ書くなとか言わないでー。

この巻では匂宮兄妹が、初登場します。双子です。
今後の作品でも多く活躍します。これ前も言ったような(汗
匂宮出夢君はとうとう(というか今までもでしたが)必殺技みたいなのを使ってきます。ここまで来ると、俺の中のリアリティレベルの一線を少し超えます。現実度ランクみたいなものを。
作品の評価には何ら関係がないんですが、ミステリーとして読んでたのが、ここらへんから完全にバトルものとして読むようになりました。実際その方が、この先の展開からして正しいと思います。たぶん。

最近文庫化していることを知りました。激遅ですが。文庫版の表紙のイラストがどれもいいですね。イラストレーターの方もレベルアップした感じがします。

2010年4月17日土曜日

森博嗣『数奇にして模型』

≪あらすじ≫
模型交換会会場の公会堂でモデル女性の死体が発見された。死体の首は切断されており、発見された部屋は密室状態。同じ密室内で昏倒していた大学院生・寺林高司に嫌疑がかけられたが、彼は同じ頃にM工業大で起こった女子大学院生密室殺人の容疑者でもあった。複雑に絡まった謎に犀川・西之園師弟が挑む。


とうとう9作目まで来ました。学校始まってからは電車でしか本を読まないので、だいぶペースが落ちてきましたが。

やっぱり面白いです。森博嗣。
今回の事件では、珍しく犀川先生もやる気を出して、頑張っちゃいますし、儀同さんや喜多先生が出てきたり、国枝助手もたくさんしゃべったりと、今まで出てきたキャラクターの出番が多いです。そういう点でも楽しめます。

模型についての知識というか、模型に携わっている、模型が好きな人たちの考え方について、随分と詳しく書かれています。僕はたまに、ペーパークラフトとか作るんですが(シャープのホームページはおすすめ!!)、確かに作っているときが一番楽しいんですよね。作り終わったら、なんだか邪魔くさく感じてしまうこともよくあります。

シリーズも後一冊ですが、今から楽しみでしかたないです。

2010年4月14日水曜日

西尾維新『サイコロジカル(上)(下)』

≪あらすじ≫
「きみは玖渚友のことが本当は嫌いなんじゃないのかな?」天才工学師・玖渚友のかつての「仲間」、兎吊木垓輔が囚われる謎めいた研究所―堕落三昧斜道卿壱郎研究施設。友に引き連れられ、兎吊木を救出に向かう「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃん”の眼前に広げられる戦慄の“情景”。しかしその「終わり」は、さらなる「始まり」の前触れに過ぎなかった―。

西尾維新の人気シリーズである戯言シリーズから『サイコロジカル』です。化物語は上下別に紹介したので、上下別々で紹介しようと思ったんですけど、これは、話が続いているので、一緒に紹介することにしました。今まで話が続いている上下巻って紹介してなかったんですね。とある魔術の禁書目録は続いてるけど、一緒に紹介するのもきついし。

そんなわけで、今作ですが、デッドブルーとして活躍していた頃の玖渚友の仲間、兎吊木垓輔が登場します。兎吊木垓輔の濃いキャラがだいぶ印象に残っています。
この巻でも、事件が起こるわけですが、事件の謎やその解決よりもその他もろもろの方が、重要な要素になってきていると思います。

あと春日井さんが面白いです。テキトーな感じなのに、実はできるやつってカッコいいですよね。正直作中では学問の権威という設定だけで、テキトーでどうしようもないうえに、エロ要因というダメ人間っぷりですが。

最近、忙しくなってきたんで更新ペース落とします。多少ストックあるんですが、週3くらいが理想ですかね。ストックが無くなったら、読んだら書く。という形になって、自己満足度がどんどん高くなっていくと思います。


2010年4月12日月曜日

西尾維新『クビツリハイスクール』

≪あらすじ≫
「紫木一姫って生徒を学園から救い出すのが、今回のあたしのお仕事」「救い出すって…まるで学園がその娘を拘禁してるみたいな言い方ですね」人類最強の請負人、哀川潤から舞い込んだ奇妙な依頼に従って私立澄百合学園、またの名を“首吊高校”に潜入した「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃん”は恐るべき殺戮の嵐に巻き込まれる―。新青春エンタの真打ち、「戯言シリーズ」。

戯言シリーズ三作目クビツリハイスクールを紹介します。
今作あたりから、なんだかミステリーというより、サスペンス、ホラー的な感じになってきたような気がします。
首吊高校の生徒たちは今作の後にも何回か名前が登場しますし、人間シリーズでもカッコよく登場したりします。

いーちゃんの本名に関してのなんだかよくわかんないヒントもこの巻だったと思います。実際に確定するのかと思ってググったのは、いい思い出。

それにしてもこんな高校あったらなんかいやですね。軍隊養成所というか。
なんで女子高なんでしょうかね。小説だからと言ったら元も子もないですが、やっぱり男子高生のこういう高校も作中にあったりするんでしょうか。そしたらそれはそれで、また。なんとも。こんなこと考えても不毛な議論ですが。

2010年4月11日日曜日

J.クレイグ・ペンター『ヒトゲノムを解読した男』

≪紹介≫
ベンチャー企業「セレーラ」を率い、世界中の科学者を敵に回して、鮮烈なヒトゲノム解読競争を繰り広げたクレイグ。ベンター。その桁違いの情熱と行動力は、いったいどこから来るのか。重鎮ジェームズ・ワトソン、ヒトゲノム計画リーダーのフランシス・コリンズらとの確執も包み隠さず語る。今、最も熱い科学者の待望の自叙伝。


僕は、大学で少しばかり、分子生物学や遺伝子工学の分野を学んでいるので、その関連の本をたまに読むんですが、この本はそういった分野のことを全く知らない人にも読んでほしい、とても面白い本です。

専門的な本を読む場合、専門用語や独特の言い回しなどに、足を引っ張られるわけですが、この本は、そういった問題を回避できるように配慮されていると思います。不注意や過剰な活動性の原因遺伝子の話など、ところどころに興味深い科学的話題が挟まれてもいます。ペンター博士はまさにこの遺伝子を持っていて、自身の野心的な行動や性格の原因となっていると語っています。

著者がどうしてゲノムの研究をしたかについては、自身の戦争の経験が大きく影響していると言っています。助かる見込みのない兵士が生きようとするのに対して、助かる見込みのある兵士が、生きることをあきらめて死んでいく。多くの人間が死んでいく中で、そんな人間の儚さ、不思議さを学び、その本質を知らずにはいられなくなった、という経験から来ているそうです。

政府や内部の人間(主に設けることを第一に考えている人間)と対立しながらも成功していく姿に、すごい人だと思わずにはいられないです。ペンター博士は人生を賭けた大きな挑戦を何度もしているし、並はずれた野心と自信を持って努力したことが伝わってきます。特に、ショウジョウバエのゲノム解析に成功して、その分野に劇的な利益をもたらすことに成功したというくだりには、胸が熱くなってしまいました。(本書の中でも語られていますが、ショウジョウバエは多くの遺伝的な発見がなされてきた、生物の一つであり、飼育が簡単などの理由から今でも多くの研究者の研究対象となっています。wikipedia

今現在は人工生命の研究をしているらしくて、これを聞くとすぐにそんな馬鹿なと思いますが、ヒトゲノムの解読をする、と聞かされた人々も同じように感じたのかもしれません。

自叙伝という物を読むのはおそらく初めてなのですが、良い本に出会えたなと思いました。この物語は著者の視点からのもので、著者も最後に誤りがある可能性に言及しています。それでも、なるべく誤りのないように、多くの人に確認をとったり、引用文献(これだけで16ページ)をたくさん並べているところに好感が持てました。今度別の視点で書かれた本を読みたいです。

2010年4月10日土曜日

Google chrome(グーグルクローム)入門 第3回

今回はデザインを変更する方法とおすすめの拡張機能についてです。

まず、デザインの変え方について説明します。

グーグルのトップページから、グーグルクロームのページにアクセスします。そのページの下の方に、テーマというところがあるので、そこのこちらというところから、デザイン変更のページにアクセスできます。

そのページで気に入ったテーマを探して、テーマを適応をクリックすれば、自動でダウンロードされ、デザインが変更されます。

公式で痛ブラウザ(痛車的な)をサポートしてくれるというのは、なんとも不思議な感じがしますね。奇麗なのとか、シンプルなのとかいろいろあるので、試してみると面白いです。


そして、次は拡張機能についてです。

先ほどのテーマのところの隣に、拡張(Extensions)という項目があるので、そこから様々な拡張機能を導入することができます。英語の場合が多いので、苦手な人は頑張ってください。

今現在僕が使っいるのをいくつか紹介します。


Smooth Gestures

これは、マウスジェスチャの拡張機能です。

一応マウスジェスチャを知らない人のために、説明すると、ブラウザの操作、戻る、進む、更新などをマウスの操作だけで、行うためのツールです。具体的に言うと右クリックを押しっぱなしで、マウスを左に動かすと、ブラウザの戻るを実行できます。初めは、動きを覚えるのに少し手間取りますが、小さな戻るボタンにマウスポインタを合わせる必要がなく、通常ページ上のどこでも実行できるので、慣れると超便利です。マウスジェスチャの付いていないブラウザでうっかり使いそうになるくらい癖になります。


IE Tab

インターネットエクスプローラ以外のブラウザだと、形が崩れてしまったり、表示できなかったりするサイトが、ありますが、この拡張機能を使うと、それが解決できます。

問題のあるページで右上に出てくるIE tabのアイコンをクリックすると、そのページを、別のタブで、新しくクロームの中でインターネットエクスプローラが使えます。

新しくインターネットエクスプローラを起動する必要がない点で時間が短縮でき、便利です。

ちなみに38万人近くが使っている大人気ツールのようです。


PageRank
これは、ホームページやってる人で、SEOに関心のある人ぐらいしか関係ないような気もするけど、個人的に面白いので紹介。

Googleが決めるページランクがいくつかを右上の拡張機能のところに表示するツールです。

ページランクはグーグルツールバーで調べることができるんですが、クロームがグーグルツールバーに対応していないため!?こういうツールが存在しているのではないかと思っています。

いずれツールバーに対応してくれると思うんですけどね。


ついでに、IE tabでグーグルのトップページを開けますが、その時グーグルツールバーの紹介が表示されます。

もしやと思って、クローム上でツールバーをダウンロードしてみました。

その結果。

インターネットエクスプローラにはグーグルツールバーが表示されて、クロームには別に何も起りませんでした。

クロームでグーグルツールバーを使いたい人は、今のところあきらめるしかないようです。


以上でグーグルクローム3部作完結です。

拡張機能についてはレビューにあたって無限の可能性がありますが、今のところは、現状に満足しているので、面白いのが見つかったら紹介します。

次からは、また書評ブログに戻ります。

ここまで、読んでくださった方はありがとうございました。

2010年4月8日木曜日

Google chrome(グーグルクローム)入門 第2回

今日はブラウザ限定ではないかもしれないけど、重宝している便利な機能を紹介します。

まずは検索機能です。

インターネットを使っていると、この言葉の意味なんだっけ、とか、この人って名前見たことあったけどどんな人だっけ、みたいな疑問があった場合、ヤフーやグーグルなどの検索エンジンを使いますよね。

そんなとき、わざわざ新しくページを開かずに、アドレスバーから検索できます。

URLが書いてある所に、キーワードを入れてエンターキーを押せば、指定した検索エンジンで検索できます。

図のように候補が表示されます。これは検索エンジンをグーグルに設定した場合です。
履歴も検索してくれるみたい。たぶんだけど。




検索エンジンの設定はアドレスバーの右にあるスパナから、オプションを開いて、基本設定のタブの3番目にある既定の検索エンジンのところでできます。


スパナをクリック。








オプションを開きます。

基本設定のタブにあります。開いたまんまなので、別に何もしなくていいです。





下の方にあります。

ヤフーにも変えられるし、youtubeとかにも設定できます。便利ですね。



次にブックマーク、お気に入りについてです。

最初使い始めた時は、他のブラウザのお気に入りに比べると、かなり使いにくい印象でした。

この辺はもしかしたら拡張機能などを使って、より便利にすることができるかもしれません。ですが、今回は妥協策というか、結果的にこっちの方が便利じゃね?と思った方法を紹介します。

お気に入りってどんどん増えると収拾つかなくなると思うんですけど、よく使うウェブサイトって限られますよね。

そんなウェブサイトをブックマークバーに登録すると、とても便利です。ブックマークバーはアドレスバーの下にあります。

アドレスバーの左についている星のマークをクリックして、フォルダをブックマークバーに設定しそれで完了をクリックします。そんだけです。























ブックマークバーの長さは限りがあるので、わかりやすいアイコンのウェブページは名前を入れない方が、いっぱい表示できます。ツイッターやアマゾンなどはわかりやすいですね。

フォルダを追加すると図のようにもできます。これは、ブログを作るのにお世話になっているサイトさんです。

書いていて、基本的すぎる気もしましたが(そもそも初心者はクローム使わなそう)、入門編ということで、紹介しました。

明日は拡張機能のことか、デザインの変更のことについて書こうと思います。

意見、質問等あればお気軽にどうぞ。答えられる限りで答えます。

また、ついうっかりここまで読んでしまった上級者の人も、改善できるところがあれば、ご教授願います。

2010年4月7日水曜日

Google chrome(グーグルクローム)入門

このブログは書評ブログなんですが、ちょっと迷走してみようと思いました。そんなわけで、今日はレビューは休憩して、最近メインで使い始めたブラウザ。グーグルクロームについて、ちっとばかし、紹介したいと思います。

グーグルクロームとはインターネットブラウザ、つまり、インターネットを見るためのツールのことです。
大体の人は、Internet Explorer(インターネットエクスプローラ)を使っていると思います。有名検索エンジンであるグーグルが開発していて、現在は、バージョン4までが、リリースされています。

この記事によると最近は使う人も増えてきて、少しずつメジャーになってきているのかな、と感じています。この記事では、今までインターネットエクスプローラ使ってたけど、新しくしてみようかな。という人を想定して書こうと思っています。


グーグルクロームを使う利点は、

①動作が速い
②拡張機能が豊富

があります。(これは、個人的な使っている理由です。)

①については使ってみるとわかると思いますが、ストレスを感じない程度に、起動するし、動作が軽快です。

②については他のブラウザにもありますが、いろいろな便利機能が使えることです。ツイッター用のツールや、マウスジェスチャなど。


動作を早くするためかは知りませんが、全体的に他のブラウザよりもすっきりしていて、デザインも悪くないと思います。

ここからダウンロードできるので、是非使ってみてください。

今回はここで終わります。これから先、使ってて便利だったり、面白かった機能や、快適に使いこなすコツなどを紹介していきたいと思います。

西尾維新『クビシメロマンチスト』

≪あらすじ≫
鴉の濡れ羽島で起こった密室殺人事件から二週間。京都、私立鹿鳴館大学。「ぼく」こと“戯言遣い・いーちゃん”が級友・葵井巫女子とその仲間たちと送る日常は、古都を震撼させる連続殺人鬼“人間失格・零崎人識”との出会いによって揺らめき脆く崩れ去っていく―。そして待ち受ける急転直下の衝撃。一つの世界が壊れる“そのとき”を描ききった新青春エンタの傑作。

戯言シリーズ2作目、クビシメロマンチストです。
この作品は珍しいことに登場人物が結構普通の人です。肩書きは、ですが。
事件に関わるのはみんな大学生なので、身体的ステータスが超人なのは零崎人識と哀川潤くらいだったと思います。

最後の方で潤さんがあっと驚く事件の裏を語ります。これがまた中々衝撃的です。騙されたい人へお勧めです。

バクマン的に言うととミステリィからのバトル展開に見えてしまうこのシリーズですが、決して人気が無くなってバトル展開になったとかではなく、純粋に楽しく読める最高の娯楽作品ですので是非未読の方は読んでみてください。

最近京都行ったんです。そんでこのシリーズのことちょっとだけ思い出したりもしました。聖地巡礼というほどでもないんですが。
西尾っていう八ツ橋屋さんがあるんですね。なんかしら関係あんのかな、とか思いました。

2010年4月5日月曜日

大塚英志『「ジャパニメーション」はなぜ敗れるか』

こんにちは。ようこそいらっしゃいました。

今日は前政権では何かと話題になった日本のアニメに関する本をご紹介します。
この本は5年前のものなので鮮度が重要な最新情報という意味では、状況は変わっているかもしれません。ですが、アニメの成り立ちについての歴史についての著者ならではの視点で詳しい解説がなされています。

僕は日本の文化としての漫画やアニメは好きですし、ある程度日本人として誇りにも思っています。ですが、この本では、この誇りが空回りしているという視点から、日本の漫画やアニメを語っています。日本のアニメの原点には、ディズニーがある。というのが作者の主張です。ハリウッドでリメイクが受けるのは、もともとディズニーを基にしたものが逆輸入されたからこそ受け入れられるし、シナリオ面のコストもかからないというビジネスが成り立っている、と言います。

日本唯一のアイデンティティが、戦争の敗北経験にあるというのも普通はあまり思っていても口にできないタイプの主張じゃないかと思うんですよね。そういう意味ではこういう主張があるということが知れるという感じで意味のあるものになってると思います。でも、なんか読んでて少しショックだったような気もします。

元来、創作というのは何かの二次創作であるということも主張されてて、これについては共感することも多かったです。手塚治虫なんかもミッキーのまがい物描いてたことがあるらしい。

要は著者はサブカルチャーである漫画やアニメの世界に国が干渉してほしくないということが、一番言いたいんだと僕は解釈しました。日本の漫画やアニメが持つ力というのは、そこまで凄くないんだよ。だから、経済効果なんか期待しても無駄だよ。と言いたいっぽいです。

一消費者からすれば、面白ければそれで満足なんですが、いろいろなことを考える人がいるなと思った一冊でした。

2010年4月4日日曜日

堀江 貴文、西村 博之『ホリエモン×ひろゆき 語りつくした本音の12時間 「なんかヘンだよね・・・」』

こんにちは。SUPERMERです。今回は小説じゃないです。

IT世界の中では抜群の知名度を誇る二人の対談です。
堀江氏は言わずと知れた元ライブドア社長ですが、ツイッターを始めたとき、おすすめユーザーの中に堀江氏がいて、フォローしたんです。それでなんか面白そうな人だなと思って著作を読んでみようと思ったんです。
で、特に理由はないんですが、これにしました。たくさん予約入ってたので、結構待ちました。

西村氏は2ちゃんねるの元管理人です。2ちゃんねるの存在は中学生の時に友達に教えてもらいましたが、今は見ることはあんましないですね。でも巨大なだけあって、一時期ボーカロイドの掲示板見てたりしました。

そんな中々他には見ないような経歴で、特徴的な二人が、どんな考え方をしているかを知りたい人に、本書はおすすめです。
普通の人というのは人によって違いますが、多くの人にとって彼らは普通の人の枠には収まっていないでしょうから、いろいろな考え方や多面的な社会に対しての意見が知りたいという人にも役に立つと思います。

彼らを悪者扱いする人は大勢いますが、彼らも彼らなりの考えがあって今の状況になっているんだなぁと思いました。

森博嗣『今はもうない』

≪あらすじ≫
避暑地にある別荘で、美人姉妹が隣り合わせた部屋で一人ずつ死体となって発見された。二つの部屋は、映写室と鑑賞室で、いずれも密室状態。遺体が発見されたときスクリーンには、まだ映画が…。おりしも嵐が襲い、電話さえ通じなくなる。S&Mシリーズナンバーワンに挙げる声も多い清冽な森ミステリィ。

S&Mシリーズの第8作目です。
いやぁ。今回も見事に騙されました。ここまで来るとホント痛快です。
一人称が怪しいなと思わせるような感じがあって(こういう勘は外れるようになっている)、まぁこれはないだろうなとは思いましたが。

このシリーズ後半に入ってからなんだか実験的な感じですね。同じ時期のことを扱っている前二作と今作と。
夏のレプリカ、今はもうない、では犀川先生の出番が少なくなってきてます。多分このあとの二作で活躍するのだろうと、想像しながら読んでました。

ここから関係ない話
ここ三日旅行に行ってきました。
で、携帯で投稿してみようとしたんですが、いろいろ不便が多かったです。そのうち改善されるとは思いますが、その前に僕の古い携帯が改善されて、webが通常表示できるようになりそうです。

2010年4月2日金曜日

西尾維新『クビキリサイクル』

≪あらすじ≫
絶海の孤島に隠れ棲む財閥令嬢が“科学・絵画・料理・占術・工学”、五人の「天才」女性を招待した瞬間、“孤島×密室×首なし死体”の連鎖がスタートする!工学の天才美少女、「青色サヴァン」こと玖渚友とその冴えない友人、「戯言遣い」いーちゃんは、「天才」の凶行を“証明終了”できるのか?新青春エンタの傑作、ここに誕生!第23回メフィスト賞受賞作。

というわけで西尾維新の大人気シリーズである戯言シリーズの一冊目です。過去に読んだやつ紹介シリーズです。別名ブログの内容充実、及び書き貯めの真っ当な理由付け。
S&Mシリーズが追いついたので、今度は戯言シリーズというわけです。

一冊目を読んだ後の感想を全部読んだ今思い出してみると、西尾維新ってこんな小説を書くミステリー作家なんだ。というこの後読んだ作品からは考えられない感想だったわけです。この時点で読んでたのが、デスノートだけで、化物語アニメ見て読もうと思ったことを考えれば、勘違いしてもおかしくない状況だったわけです(言い訳

しかし、シリーズを読み進めていくうちに、あれ?と思うわけです。いつの間にかミステリーを読んでいるんじゃなくて、愉快な言葉遊びや激しいバトルを楽しみに読んでいるわけです。そんなわけで、西尾維新の魅力を最大限理解するにはこの作品では物足りないかと思います。ですが、この作品はこれで今までに見たことない設定で話が進んでいて、すごく新しいなと感じさせられました。この作品がつまらなければ、この先にこんなに話が広がることもなかったわけで。胸張ってお勧めできるシリーズです。

2010年4月1日木曜日

森博嗣『封印再度』

Who inside?

≪あらすじ≫
岐阜県恵那市の旧家、香山家には代々伝わる家宝があった。その名は、「天地の瓢」と「無我の匣」。「無我の匣」には鍵がかけられており、「天地の瓢」には鍵が入っている。ただし、鍵は「瓢」の口よりも大きく、取り出すことが出来ないのだ。五十年前の香山家の当主は、鍵を「瓢」の中に入れ、息子に残して、自殺したという。果たして、「匣」を開けることが出来るのか?興味を持って香山家を訪れた西之園萌絵だが、そこにはさらに不思議な事件が待ち受けていた。

この本で今現在最も印象に残っているのは、犀川先生が盛大な罠に引っ掛かるところだと思います。いつも冷静で、明晰な犀川がどんな騙され方をするのか考えながら読むのも悪くはないと思います。

もうひとつ印象に残っていたのは、「天地の瓢」と「無我の匣」における答えです。なかなか面白いもので、この作品の鍵となるこのパズルの他にも、パズルに関するトリビアをパズルマニアである儀同世津子さんが、教えてくれます。

肝心の事件の方は実はあんまし、記憶に残ってません。面白かったのは間違いないですが、ミステリィが好きで、初めてこのシリーズを読むって人はこの本からはやめた方がいいと思います。