2010年7月18日日曜日

告白 湊かなえ

更新宣言をしてから半月以上経ちましたが、いつまでもそんな記事をトップに置いておくと前向きな閉鎖宣言みたいで嫌なので更新します。ほそぼそと続けたいと思う。一度辞めた習慣を元に戻すのは意外とエネルギーが要りますね。

この本は本屋大賞とかいろいろ賞をとって話題になってて、つい最近映画にもなってました。

心の中のミーハー魂がいつか読んでみたい、と訴えかけてきていたので、図書館で予約した。

とりあえず、一章だけ読んで、目次にも目を通していたので、短編が6作入ってんのかなと勘違いしたりしたけど、2章目で続きになっているとわかった途端、続きが芋づる式に気になって気になってしょうが無くなって、一日で読み切ってしまった。

読んだ感想を一言で言うと、なんだか非常に胸糞悪くなった。

もちろんのことこれは決して貶しているわけではなくって、物語に熱中するあまり、登場人物の異常性や、その考え方に恐ろしさみたいなものを感じたからだろうと思う。
登場人物たちは少なくとも設定の上では、現実にいてもおかしくはないように感じるし、考え方についても大きく矛盾を感じたりはしなかった(少なくとも自分は。
そういう普通の人が、起こしてしまった異常な行動というのが、胸糞悪いという感情を引き起こさせられたように思う。

ここまで感情に訴えてくる本を読んだのは、久しぶりだったというか、新鮮でもあった。

読み終わった後、多少放心状態みたいな気分になって、ものすごーく熱いコーヒーが飲みたくなった。すぐに飲んだ。


ここから結構どうでもいい話。

この本を読む前に黒猫の三角という森博嗣の本を読んだのだけど、どうも告白の修哉の母と瀬在丸紅子のキャラクターがおおいにかぶってしまった。(要はどちらも電子工作が好きな、頭の良いお母さんであるということ。こんな設定はそうそう良く出てくるものでもないと僕は思う。)
へっ君はあまり人間関係で悩むような子ではなさそうだが。

2010年7月4日日曜日

久々更新。

久々に更新する気が起きました。

ここ最近学校とワールドカップで忙しくって、、、

そんなわけで、最後の更新から一ヶ月という月日がいつの間にか経っていたのでした。


ついでにリニューアルしてみました。

まず、『床とは本棚の一部である』というよくわからない名前から、わかりやすい『読書ブログ』に変更。

それだけじゃアレなので、~Books scattered on the floor~っていうのをつけました。

もともと、我が部屋の床の上に積まれた本のことを思い浮かべながら考えた『床とは本棚の一部である』という名前なんですが、今度は『床に散らばった本』のまんま翻訳です。Google翻訳(笑)。

デザインもいろいろ変えてみました。これについては特に語ることはないです。


基本的にご新規さんが中心のロングテールの一番下の方の我がブログでは、リニューアル≒ただの気分転換なわけでして、気持ちとしてはテスト期間中の掃除に近いようなそうでもないような。


リニューアルついでに、いままでは結構これでも考えて記事を書いてたんですけど、これからは思ったことをサッと書いていこう。という方針転換をします。

おそらく根本的には何ら変わりはないと思いますが、ここに決意表明として自分に釘を刺しておく。




これからまたぽつぽつ更新していきます。たぶん。

2010年6月4日金曜日

創るセンス工作の思考 森博嗣

工作という物に対する森博嗣流の啓蒙書?です。

筆者の鋭い観察眼や学者としての考えについては、『自由を作る自在に生きる』という本や『大学について話しましょうか』という本を読んでいてある程度知っていました。
それでもやはり、森博嗣という人の考えは、さすがというべきだと思います。

『自由~』に比べると本書は物をつくることに重点が置かれています。物をつくるということに関して重要なのは、作ることを楽しむこと、そしてその結果長く続けられることが、とても素晴らしいことだということが、よくわかりました。

筆者は“好きこそものの上手なれ”という言葉を鵜呑みにすることには否定的ですが、楽しんで長く続けることができたならば、それは“上手“という風にカテゴライズされても全く問題じゃない気もします。

物をつくるというのは僕も好きですが、この本を読んでいたら何か一つ作ってみたくなりました。9割以上が中途半端でも創りかけでも、まず、手を動かすことが重要だということらしいので、また何か案山子の時みたいに絵でも描いてみようかなと思いました。

「意味が無いことが最高なんだ。」と犀川先生は言っていますが、この本を読んでみると、その言葉の中にいろいろなものがつまっているような気がしました

2010年6月3日木曜日

有限と微小のパン 森博嗣

≪あらすじ≫
日本最大のソフトメーカが経営するテーマパークを訪れた西之園萌絵と友人・牧野洋子、反町愛。パークでは過去に「シードラゴン事件」と呼ばれる死体消失事件があったという。萌絵たちを待ち受ける新たな事件、そして謎。核心に存在する、偉大な知性の正体は…。S&Mシリーズの金字塔となる傑作長編。

というわけで、西之園萌絵と犀川創平が活躍するS&Mシリーズの10作目です。
今作は最終作ということで、登場人物は真賀田博士が再登場など盛りだくさんで、ページ数もシリーズ最長ということで、とても読み応え有りました。

普通だったらシリーズ読み終わったら達成感とともに多少の喪失感があるんですが、今回に限って登場人物はこの後の著作にも出てくることを知っているので、あまりそういった感じはありませんでした。

物語として最終巻という締めくくりみたいなものはなかったと思います。しかしやはり、真賀田博士というキャラクターの存在は、とても大きいと思いました。そりゃそうだとも言えますが。

2010年6月2日水曜日

わがドラッカー流経営論 柳井正

最近、某書のおかげというか、影響によってドラッカーのマネジメントという本が、よく売れているみたいなんですが、そんなことが、起きるずっと前からドラッカーという人の
本を読み実践してきたという著者が、経験も踏まえてドラッカーについて語ったのが、本書です。

今をときめくユニクロという会社の社長である著者は、自分の言いたいこと、望んでいること、実践したいことを、ドラッカーはまとめてくれている。というくらいにドラッカーの考え方を評価しているし、理解していることが伝わってきます。

ドラッカーの言うところの企業の重要な目標のひとつである顧客の創造は、まさにユニクロが目指していく方向であるということが、非常にわかりやすく伝わってきました。

ここ最近、FREEという本を読んでいたおかげで気になった点が、ヒートテックを無料で配り、口コミ効果を狙ったという、ユニクロの戦略です。これはすごいと言うしか無いです。こういった思い切った挑戦ができることが、ユニクロの、そして社長である柳井氏のすごいところだと思います。